地域ごとに特色のある結婚式

名古屋の結婚式の特徴とは

結婚

名古屋は結婚式が豪華で派手ということでも有名です。その結婚式の風習やマナーとしては、一つ目に披露宴でお菓子まきをするということが挙げられます。お菓子まきとは、結婚する際に新婦の自宅の2階から、近所の方へ向けてお菓子をまくという風習です。近年では自宅で行われるのではなく、披露宴の際の演出としてお菓子まきを取り入れるカップルが多く見られます。ゲストに子供が多い場合には特に喜ばれ、披露宴が盛り上がるこの地域では、人気の演出となっています。

そして新婦は3回、新郎は2回のお色直しを行うのが風習となっています。お色直しが一般的な披露宴よりも多いので、その分、披露宴の時間も長くなる傾向にあります。派手好きで知られる名古屋の結婚式では、ゲストのドレスもカラフルな色が多く選ばれています。

そして引き出物は重くてかさばるほどよいとされています。9割返しが当たり前といわれるほどゲストへのおもてなしを尊重しています。

花嫁の手

東京の結婚式の特徴とは

子供

同じ日本国内でも、結婚式は地域によって習慣が異なります。神社や教会などで行う結婚式のスタイルの傾向だけでなく、ご祝儀の相場や、披露宴の演出、参列するゲストの服装などにも、地域による特徴がみられます。

東京の結婚式の特徴としては、キリスト教式が多い特徴があります。首都圏は全国から人が集まる地域でもあり、結婚式も様々です。そのため従来の慣習にこだわらないスタイルがとられています。

結婚式を行う前の行事として結納が挙げられます。東京を中心とした首都圏の結納実施率は2割程度といわれています。これは九州の5割程度から見ると大きな違いと言えるでしょう。

特徴の一つとしては、発信力が強いということが挙げられます。東京でブームとなったものが、地方へと発信されていくことが多く、レストランウェディングや、新婚旅行兼ねた海外ウェディングなども、首都圏では実施する人が増えています。地方では婚礼に費用をかける傾向がありますが、首都圏では身内だけでの食事会や、婚礼衣装での写真撮影などで済ませるカップルも多く見られます。

会場

大阪の結婚式の特徴とは

撮影

大阪での結婚式は、一般的には招待制となっていることが多くなっています。そしてその費用は両家がそれぞれ招いた人の費用を負担するケースが多く見られます。結婚式に使われる会場としては、ホテルや結婚式場の利用が多く見られます。他の地域と比べると、装飾は豪華に派手にする傾向が見られます。

ご祝儀の相場としては、一般的に友人は3万円、上司は3.8万円、親族は6.5万円が相場で、これは他の地域よりも、やや高めの金額です。しかし友人や同僚に関しては1万円でもよいというケースも見られ、全てが高めであるわけではありません。

大阪の結婚式での引き出物の内容としては、記念品と引き菓子の二つを合わせて5000円ほどが相場となっています。このように必ずしも偶数の数の引き出物が避けられているわけではありません。地域や自宅の習わしとして、鰹節を引き出物に追加するカップルも多く見られます。大阪は商人の町という意識が強く、縁起物を足すという考えがあります。

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